骨造成治療

骨が不足している方でもインプラント治療が可能に

骨の量を増やしてインプラントを支える治療法

結論

骨造成治療とは、インプラントを埋め込むための骨の量を増やす治療法です。

歯周病や長期間の歯の欠損により骨が不足している方でも、骨造成治療を行うことでインプラント治療が可能になります。

骨造成治療が必要なケース

以下のような理由で、顎の骨が不足している場合があります。

  • 歯周病:歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまいます
  • 長期間の歯の欠損:歯を失ったまま放置すると、噛む刺激がなくなり骨が吸収されます
  • 入れ歯の長期使用:入れ歯の圧力により骨が徐々に痩せていきます
  • 上顎洞の問題:上顎の奥歯の部分は、上顎洞(副鼻腔)により骨の高さが不足しやすい

主な骨造成治療の種類

GBR法(骨誘導再生法)

特殊な膜(メンブレン)を使って骨の再生を促す治療法です。

治療方法:

  1. 骨が不足している部分に骨補填材を填入
  2. メンブレン(特殊な膜)で覆う
  3. 歯茎を閉じて治癒を待つ(4〜6ヶ月)
  4. 骨が再生されたらインプラントを埋入

メンブレンの役割:メンブレンは、歯茎の組織が骨を作るスペースに入り込むのを防ぎ、骨の細胞だけが再生できる環境を作ります。

適応部位:

  • 骨の幅が不足している部位
  • 抜歯後の骨の欠損部

サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

上顎の奥歯の上にある上顎洞(副鼻腔)の底を持ち上げて骨を増やす治療法です。

治療方法:

  1. 歯茎の横から骨に小さな窓を開ける
  2. 上顎洞の膜(シュナイダー膜)を慎重に持ち上げる
  3. できたスペースに骨補填材を填入
  4. 骨が形成されるまで待つ(4〜6ヶ月)
  5. インプラントを埋入

適応:上顎の奥歯で骨の高さが5mm未満の場合に適用されます。骨の高さが極端に不足している場合でも治療可能です。

ソケットリフト(上顎洞底挙上術・垂直的アプローチ)

サイナスリフトより低侵襲で、インプラントを埋入する穴から骨を増やす方法です。

治療方法:

  1. インプラントを埋入する穴を開ける
  2. その穴から特殊な器具で上顎洞底を持ち上げる
  3. 骨補填材を填入
  4. 同時にインプラントを埋入(または骨形成後に埋入)

メリット:サイナスリフトと比べて手術時間が短く、腫れや痛みが少ないのが特徴です。骨の高さが5mm以上ある場合に適用できます。

適応:

  • 骨の高さが5mm以上ある場合
  • 数ミリの骨の増加が必要な場合

ブロック骨移植

他の部位から採取したブロック状の骨を移植する方法です。

治療方法:

  1. 下顎の後方や顎の骨から骨を採取
  2. 採取した骨をブロック状に整形
  3. 骨が不足している部位に固定
  4. 骨が結合するまで待つ(4〜6ヶ月)
  5. インプラントを埋入

自家骨のメリット:自分の骨を使用するため、拒絶反応がなく、骨の生着率が非常に高いのが特徴です。

使用する骨補填材の種類

自家骨(じかこつ)

患者様自身の骨を使用。最も生着率が高い。

メリット:

  • • 拒絶反応がない
  • • 高い生着率

デメリット:

  • • 採取部の手術が必要

他家骨(たかこつ)

他の人の骨を処理したもの。

メリット:

  • • 採取手術が不要

デメリット:

  • • 感染リスクがわずかにある

異種骨(いしゅこつ)

牛などの動物の骨を処理したもの。

メリット:

  • • 安定した品質
  • • 採取手術が不要

人工骨(合成骨)

ハイドロキシアパタイトなどの人工材料。

メリット:

  • • 感染リスクがない
  • • 無限に供給可能

治療期間と注意点

治療期間:

骨造成治療を行う場合、通常のインプラント治療よりも3〜6ヶ月程度長くかかります

  • • GBR法:4〜6ヶ月
  • • サイナスリフト:4〜6ヶ月
  • • ソケットリフト:インプラント同時埋入の場合は3〜4ヶ月

術後の注意点:

  • • 鼻を強くかまない(上顎洞を挙上した場合)
  • • 激しい運動を避ける
  • • 禁煙(骨の生着に悪影響)
  • • 柔らかい食事を心がける
RESERVATION

まずは一度、ご相談ください

治療が必要かどうか、費用や期間も含めて、わかりやすくご説明します。無理に治療をすすめることはありません。

お急ぎの場合はお電話ください。診療内容に合わせてご案内します。

この記事の監修者

院長 福永真大

院長福永 真大

DIRECTOR / DENTIST

福永 真大

Masahiro Fukunaga / 院長・歯科医師

Fデンタルオフィス 豊洲プライムスクエア院

CAREER

  • 大阪大学歯学部 卒業
  • 医療法人同仁会ワタナベ歯科医院にて研修医指導医・診療主任を歴任
  • 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科 副院長
  • 小児歯科部門の立ち上げ
  • Fデンタルオフィス 豊洲プライムスクエア院 開業
  • 咬合育成研究会監修 生活習慣改善アプリの開発

専門分野

矯正歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科

所属学会・資格

日本小児歯科学会 / 日本矯正歯科学会 / 日本審美歯科学会 / 歯科医師免許

対症療法ではなく、
原因療法を。

私が大切にしているのは、「症状を治す」のではなく「原因を取り除く」という考え方です。父は30年近く小児矯正に携わってきた歯科医師で、その背中から、症状の奥にある根本原因に向き合うことの大切さを学びました。

大阪大学歯学部を卒業後、医療法人同仁会ワタナベ歯科医院にて一般歯科・インプラント・矯正・審美治療など幅広い症例を経験し、研修医指導医も務めました。私自身は大学まで野球に打ち込み、噛み合わせや口呼吸がパフォーマンスに直結することも実感してきました。

父から受け継いだ口腔育成への想い、臨床で培った技術、そして患者様に「伝わる」情報発信力。この3つを軸に、お子様の口腔育成から大人の矯正・審美治療まで、原因にアプローチする根本治療を提供します。

監修日: 2026年6月7日

最終更新日: 2026年6月7日

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