機能的矯正装置
機能的矯正装置(バイオネーター・FKO)|効果・費用・治療期間を詳しく解説

バイオネーター・FKOなど、筋肉の力を利用して顎の成長をコントロールし、骨格的な問題を改善する装置です
機能的矯正装置とは
顎の骨格的な問題を成長期に改善する装置
機能的矯正装置は、上下の顎のバランスを整えることを目的とした取り外し式の装置です。代表的なものに「バイオネーター」「FKO(Functional Orthodontic Appliance)」「アクチバトール」などがあります。
筋肉の力や下顎の位置を利用して、顎の成長を促進したり抑制したりすることで、受け口(反対咬合)・出っ歯(上顎前突)などの骨格的な問題を改善します。成長期のお子さまだからこそ効果が出やすい治療法です。
下顎の成長促進
受け口・小顎症などに対して、下顎を前方に誘導し、下顎の成長を促進します
上顎の成長抑制
出っ歯(上顎前突)に対して、上顎の過剰な成長を抑制し、上下のバランスを整えます
どのように機能するのか?
筋肉の力を利用した自然な治療メカニズム
機能的矯正装置の作用メカニズム
機能的矯正装置は、装置を口の中に入れることで下顎を前方または後方に誘導します。この位置で咬むことで、咀嚼筋(かむ筋肉)に適度な刺激が加わり、顎の骨の成長方向をコントロールします。
1. 下顎の位置誘導
装置が下顎を正しい位置に誘導し、理想的な咬み合わせを作ります
2. 筋肉への刺激
咀嚼筋に適切な刺激を与え、顎の成長を促進または抑制します
3. 骨のリモデリング
持続的な刺激により、顎の骨が理想的な形に成長します
成長期だからこそ効果が高い
6〜10歳の成長期に治療を行うことで、顎の成長をコントロールしやすくなります。成人になってからでは外科手術が必要になる骨格的な問題も、この時期であれば装置で改善できる可能性があります。
【準備中】
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機能的矯正装置の主な種類
代表的な3つのタイプをご紹介します
1. バイオネーター(Bionator)
最も広く使用されている機能的矯正装置
特徴
- •上下一体型の取り外し式装置
- •主に就寝時と日中数時間装着
- •受け口・出っ歯の両方に対応可能
- •6〜10歳の成長期に最適
こんなお子さまに
- ✓受け口(下顎が前に出ている)
- ✓出っ歯(上顎が大きく前に出ている)
- ✓上下の顎のバランスが悪い
- ✓骨格的な問題を早期に改善したい
当院での採用:バイオネーターは骨格的な問題の改善に効果が高く、当院でも受け口・出っ歯の治療に使用しています。
2. FKO(Functional Orthodontic Appliance)
ヨーロッパで広く使用される機能的装置
特徴
- •バイオネーターと類似した構造
- •レジン製で耐久性が高い
- •主に就寝時に装着
- •6〜12歳に適応
こんなお子さまに
- ✓下顎後退(下顎が小さい)
- ✓過蓋咬合(深い咬み合わせ)
- ✓上顎前突
3. アクチバトール(Activator)
古典的な機能的矯正装置の原型
特徴
- •上下一体型で大きめの装置
- •主に就寝時のみ装着
- •受け口の治療に効果が高い
- •7〜10歳に適応
こんなお子さまに
- ✓受け口(反対咬合)
- ✓下顎前突
- ✓骨格性の問題が強い
メリット・デメリット
メリット
- 骨格的な問題を改善:顎の成長をコントロールし、根本的な改善が可能
- 外科手術を回避:成長期に治療することで、将来の外科手術を避けられる
- 取り外し可能:食事・歯磨き時は外せるので衛生的
- 痛みが少ない:自然な筋肉の力を利用するため、強い痛みがない
- 2期治療が簡単に:1期治療で顎のバランスを整えることで、2期治療が短期間で済む
- 抜歯のリスク軽減:顎を広げることで、抜歯矯正を避けられる可能性が高まる
デメリット
- 装着時間を守る必要:毎日10〜14時間の装着が必要(主に就寝時)
- 成長期限定:6〜10歳の成長期にしか効果が出ない
- 装置が大きい:口の中で違和感があり、慣れるまで時間がかかる
- 治療期間が長い:1〜2年以上かかることが多い
- 協力が必要:お子さまが自分で装着できる年齢・性格が必要
- 2期治療が必要なことも:顎のバランスは整っても、歯並びの仕上げが必要な場合がある
よくある質問
何歳から始められますか?
A. 6〜10歳の成長期が最適です。この時期は顎の成長が活発なため、装置の効果が出やすくなります。特に受け口の治療は早ければ早いほど効果が高いため、3〜5歳から開始することもあります。
1日どれくらい装着する必要がありますか?
A. 基本的には就寝時+日中2〜3時間の装着が必要です。バイオネーターは主に就寝時のみでOKですが、効果を高めるために日中も装着することを推奨します。装着時間が長いほど効果が出やすくなります。
痛みはありますか?
A. 強い痛みはありませんが、装着直後は口の中で違和感があります。特に最初の1〜2週間は慣れるまで時間がかかりますが、その後は快適に使用できます。自然な筋肉の力を利用するため、ワイヤー矯正のような強い痛みはありません。
お手入れ方法は?
A. 使用後は水または専用洗浄剤で洗浄し、乾燥させて保管します。週に1〜2回、専用の洗浄剤(リテーナー洗浄剤)でつけ置き洗浄すると清潔に保てます。熱湯消毒は変形の原因になるので避けてください。
治療期間はどれくらいですか?
A. 平均1〜2年です。お子さまの年齢・症状・装着時間の遵守状況によって変わります。受け口の場合は早期に始めることで6ヶ月〜1年で改善することもあります。
どんな症状に効果がありますか?
A. 以下のような骨格的な問題に効果があります:
- ✓受け口(下顎前突・反対咬合)
- ✓出っ歯(上顎前突)
- ✓下顎後退(下顎が小さい)
- ✓過蓋咬合(深い咬み合わせ)
- ✓上下の顎のバランスが悪い
ただし、重度の骨格的な問題には効果が限定的です。まずは無料相談で適応かどうかご確認ください。
まずは一度、ご相談ください
治療が必要かどうか、費用や期間も含めて、わかりやすくご説明します。無理に治療をすすめることはありません。
お急ぎの場合はお電話ください。診療内容に合わせてご案内します。
この記事の監修者

院長福永 真大
DIRECTOR / DENTIST
福永 真大
Masahiro Fukunaga / 院長・歯科医師
Fデンタルオフィス 豊洲プライムスクエア院
CAREER
- 大阪大学歯学部 卒業
- 医療法人同仁会ワタナベ歯科医院にて研修医指導医・診療主任を歴任
- 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科 副院長
- 小児歯科部門の立ち上げ
- Fデンタルオフィス 豊洲プライムスクエア院 開業
- 咬合育成研究会監修 生活習慣改善アプリの開発
専門分野
矯正歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科
所属学会・資格
日本小児歯科学会 / 日本矯正歯科学会 / 日本審美歯科学会 / 歯科医師免許
対症療法ではなく、
原因療法を。
私が大切にしているのは、「症状を治す」のではなく「原因を取り除く」という考え方です。父は30年近く小児矯正に携わってきた歯科医師で、その背中から、症状の奥にある根本原因に向き合うことの大切さを学びました。
大阪大学歯学部を卒業後、医療法人同仁会ワタナベ歯科医院にて一般歯科・インプラント・矯正・審美治療など幅広い症例を経験し、研修医指導医も務めました。私自身は大学まで野球に打ち込み、噛み合わせや口呼吸がパフォーマンスに直結することも実感してきました。
父から受け継いだ口腔育成への想い、臨床で培った技術、そして患者様に「伝わる」情報発信力。この3つを軸に、お子様の口腔育成から大人の矯正・審美治療まで、原因にアプローチする根本治療を提供します。
監修日: 2026年6月7日
最終更新日: 2026年6月7日