顎を育てる食育レシピ
よく噛む食事で歯並び改善

硬い食べ物を前歯で噛みちぎる練習で顎の発達を促進
豊洲の矯正歯科が詳しく解説します
結論
柔らかい食事ばかりでは、顎が発達せず歯並びが悪化します。
硬い食べ物を「前歯で噛みちぎる」練習をすることで、 顎の骨が横に広がり、歯が並ぶスペースが確保されます。
スルメ・ナッツ・ニンジンスティックなど、家庭で簡単に実践できる食育レシピで、 毎日の食事から顎を育てましょう。
なぜ硬い食べ物が必要なのか?
現代の子どもは、柔らかい食事(ハンバーグ・パスタ・カレー)が中心で、 咀嚼回数が激減しています。その結果、顎が十分に発達せず、歯並びが悪化しています。
現代の子ども(柔らかい食事)
咀嚼回数:620回/食
食事時間:11分
昭和初期の子ども(硬い食事)
咀嚼回数:1,420回/食
食事時間:22分
重要:咀嚼回数が減ると、顎の骨への刺激が不足し、 横方向への成長が止まります。結果、歯が並ぶスペースが不足し、叢生(デコボコ)になります。
顎を育てる食育レシピ

おやつ編
スルメ(するめいか)
最も効果的な顎育おやつ。 前歯で噛みちぎる練習に最適で、咀嚼回数も多くなります。
目安:1日1枚(10cm×5cm程度)
アーモンド・クルミ
硬くて栄養価が高いナッツ類。奥歯で噛む力を鍛えます。
目安:1日10粒程度(無塩・素焼き)
ニンジンスティック
生のニンジンを縦に切ったもの。前歯で噛みちぎる練習に最適。
目安:1日1〜2本(10cm程度)
煮干し・小魚
カルシウムも豊富で骨の成長にも良い。頭から丸ごと食べることで咀嚼回数が増えます。
目安:1日10匹程度
干し芋
自然な甘みで子どもが喜ぶおやつ。よく噛まないと飲み込めないため、咀嚼力を鍛えられます。
目安:1日1〜2切れ(無添加のもの)
食事編
玄米・雑穀米
白米より硬く、咀嚼回数が1.5倍に増えます。 栄養価も高いので一石二鳥。
根菜類(ごぼう・レンコン)
繊維質が多く、自然と噛む回数が増える食材。 きんぴらごぼうなどがおすすめ。
りんご・梨(丸かじり)
前歯で噛みちぎる力を鍛えるのに最適。 カットせず、丸ごとかぶりつかせましょう。
焼き魚(骨付き)
骨を取りながら食べることで、咀嚼を意識するようになります。
効果が出るまでの期間

3ヶ月:噛む力が強くなる
咬筋が発達し、硬いものでも問題なく食べられるようになります。 「食事時間が長くなった」「よく噛むようになった」という変化が見られます。
6ヶ月:顎の幅が広がり始める
レントゲンで顎の骨の成長が確認できます。 特に横方向への成長が促進され、 歯が並ぶスペースが確保され始めます。
1年:歯並びの改善が実感できる
軽度の叢生であれば、自然と歯が並び始めます。 ただし、重度の場合は装置との併用が必要です。
重要:食育は予防・成長期の顎育に最も効果的です。 既に重度の不正咬合がある場合は、装置治療と併用することで相乗効果が得られます。
食育の注意点
3歳未満は誤嚥に注意
ナッツ類・スルメなどは、3歳未満の子どもには誤嚥のリスクがあります。 必ず保護者が見守りながら与えてください。
食べ過ぎに注意
ナッツ類は高カロリーなので、1日10粒程度に留めましょう。 食べ過ぎると肥満の原因になります。
アレルギーチェック
ナッツ類はアレルギーを起こしやすい食品です。 初めて与える場合は、少量から始めて様子を見るようにしてください。
食事の時の姿勢
正しい姿勢で食べることで、噛む力が最大限に発揮されます
足を床にしっかりつける
足が床につかないと、噛む力が30%低下します。 子ども用の椅子や足台を使って、足裏全体が床につくようにしましょう。
背筋を伸ばして座る
猫背で食べると、奥歯に力が入りにくくなります。 背もたれに軽く背中をつけて、背筋を伸ばした姿勢で食事をしましょう。
テーブルと椅子の高さを調整
テーブルが高すぎたり低すぎたりすると、噛みにくくなります。肘が90度に曲がる高さが理想的です。
両足を揃えて座る
足を組んだり、片方の足だけを床につけたりすると、体が歪んで噛み合わせにも影響します。 両足を揃えて、しっかり床につけることが大切です。
よくある質問
硬い食べ物はいつから与えても大丈夫ですか?
A.3歳頃から徐々に始めるのがおすすめです。 スルメやナッツは誤嚥のリスクがあるため、必ず保護者が見守りながら与えてください。 最初は柔らかめのものから始めて、徐々に硬いものに移行していきましょう。
すでに歯並びが悪い場合でも食育は効果がありますか?
A.はい、効果があります。装置治療と食育を併用することで、より効果的な矯正治療が可能になります。 また、治療後の後戻り防止にも役立ちます。ただし、重度の不正咬合の場合は、装置治療が必須です。
毎日続けないと効果はありませんか?
A.週4〜5日続けるだけでも十分効果があります。 完璧を目指すと続かないので、できる範囲で習慣化することが大切です。 おやつの時間に硬いものを取り入れるなど、無理なく続けられる方法を見つけましょう。
食育だけで歯並びは治りますか?
A.軽度の叢生(ガタガタ)や予防段階であれば、食育だけで改善する可能性があります。 しかし、受け口・出っ歯・重度の叢生などは、装置治療が必要です。 まずは歯科医院で診断を受けて、適切な治療方法を相談しましょう。
まずは一度、ご相談ください
治療が必要かどうか、費用や期間も含めて、わかりやすくご説明します。無理に治療をすすめることはありません。
お急ぎの場合はお電話ください。診療内容に合わせてご案内します。
この記事の監修者

院長福永 真大
DIRECTOR / DENTIST
福永 真大
Masahiro Fukunaga / 院長・歯科医師
Fデンタルオフィス 豊洲プライムスクエア院
CAREER
- 大阪大学歯学部 卒業
- 医療法人同仁会ワタナベ歯科医院にて研修医指導医・診療主任を歴任
- 駒沢公園通り西垣歯科・矯正歯科 副院長
- 小児歯科部門の立ち上げ
- Fデンタルオフィス 豊洲プライムスクエア院 開業
- 咬合育成研究会監修 生活習慣改善アプリの開発
専門分野
矯正歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科
所属学会・資格
日本小児歯科学会 / 日本矯正歯科学会 / 日本審美歯科学会 / 歯科医師免許
対症療法ではなく、
原因療法を。
私が大切にしているのは、「症状を治す」のではなく「原因を取り除く」という考え方です。父は30年近く小児矯正に携わってきた歯科医師で、その背中から、症状の奥にある根本原因に向き合うことの大切さを学びました。
大阪大学歯学部を卒業後、医療法人同仁会ワタナベ歯科医院にて一般歯科・インプラント・矯正・審美治療など幅広い症例を経験し、研修医指導医も務めました。私自身は大学まで野球に打ち込み、噛み合わせや口呼吸がパフォーマンスに直結することも実感してきました。
父から受け継いだ口腔育成への想い、臨床で培った技術、そして患者様に「伝わる」情報発信力。この3つを軸に、お子様の口腔育成から大人の矯正・審美治療まで、原因にアプローチする根本治療を提供します。
監修日: 2026年6月7日
最終更新日: 2026年6月7日