叢生の特徴
1. 見た目の特徴
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- ✓歯が重なり合っている:スペース不足で歯が並びきらず、重なって生えています
- ✓八重歯になりやすい:特に犬歯が外側に飛び出した「八重歯」が見られます
- ✓デコボコに見える:歯列が不揃いで、ガタガタした印象を与えます
- ✓前歯がねじれる:スペース不足で前歯が回転したり傾いたりします
2. 機能面での問題
- ✓磨き残しが多い:歯が重なっているため、歯ブラシが届きにくく虫歯や歯周病になりやすい
- ✓噛み合わせが悪い:歯の位置がずれているため、しっかり噛めない部分があります
- ✓歯周病のリスク:清掃不良により歯肉炎や歯周病になりやすくなります
- ✓口臭の原因:磨き残しが多いと、細菌が繁殖して口臭の原因になります
放置した場合のリスク
- ⚠虫歯・歯周病の進行:重なった歯の間に歯ブラシが届かず、虫歯や歯周病が進行します
- ⚠抜歯矯正が必要に:成長後は顎が広がらないため、抜歯して矯正する必要があります
- ⚠歯の寿命が短くなる:清掃不良により、若くして歯を失うリスクが高まります
- ⚠さらに悪化する:永久歯が生えるにつれて、さらにガタガタになることがあります
早期治療で非抜歯矯正が可能:叢生は成長期に治療を開始することで、顎を広げて歯を並べるスペースを作り、抜歯せずに治療できる可能性が高まります。
叢生の原因
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1. 遺伝的要因
- •顎の大きさの遺伝:親の小さな顎の特徴を受け継ぎやすい
- •歯の大きさの遺伝:大きめの歯を受け継ぐと、スペースが不足しやすい
- •日本人に多い:日本人は欧米人に比べて顎が小さい傾向があります
2. 環境的要因
- •咀嚼不足:柔らかい食べ物ばかりだと、顎が十分に発育しません
- •口呼吸:口で呼吸すると、顎の発育が妨げられます
- •乳歯の早期喪失:虫歯などで乳歯を早く失うと、隣の歯が倒れてスペースが狭くなります
- •悪習癖:指しゃぶりや舌で歯を押す癖が影響することもあります
叢生の治療法
叢生の治療は、顎を広げて歯を並べるスペースを作ることが基本です。成長期のお子様の場合、顎の成長を利用できるため、抜歯せずに治療できる可能性が高まります。
1. 拡大床(かくだいしょう)による治療
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最も一般的な治療法:取り外し可能な装置で、少しずつ顎を広げて歯を並べるスペースを確保します。
治療の流れ
- 1.顎の大きさと歯の大きさを測定し、必要なスペースを計算
- 2.上顎・下顎それぞれの拡大床を作製
- 3.装置の真ん中のネジを定期的に回して、少しずつ顎を広げる
- 4.十分なスペースができたら、歯が自然に並ぶのを待つか、ワイヤー矯正で仕上げる
装着時間:1日12時間以上(主に就寝時と自宅にいる時間)
治療期間:1〜2年程度(個人差があります)
適応年齢:6歳〜12歳頃(混合歯列期)
2. その他の治療法
マウスピース型矯正装置(プレオルソなど)
柔らかい素材のマウスピースで、顎の発育を促しながら歯並びを整えます。主に就寝時に使用します。
- ✓痛みが少なく、お子様の負担が軽い
- ✓口周りの筋肉も同時にトレーニング
急速拡大装置
固定式の装置で、より大きな拡大が必要な場合に使用します。拡大床より短期間で顎を広げることができます。
- ✓効果が確実で、患者さんの協力度に左右されにくい
- ✓重度の叢生にも対応可能
治療開始の適切な時期
叢生の治療は、6歳〜12歳頃の混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に開始するのが最適です。
早期治療のメリット
- ✓顎の成長を利用できる
- ✓抜歯を避けられる可能性が高い
- ✓治療期間が短くなる
- ✓虫歯・歯周病リスクを早期に軽減
成人後の治療
- ⚠顎は広がらないため抜歯が必要になる
- ⚠治療期間が長くなる
- ⚠費用が高額になる
- ⚠歯周病のリスクが高い
よくある質問
八重歯はチャームポイントだから治さなくてもいいですか?
八重歯(犬歯の叢生)は日本では「かわいい」と言われることもありますが、機能的には問題があります。犬歯は噛み合わせで最も重要な歯の一つで、正しい位置にないと顎関節に負担がかかります。また、犬歯が外側に出ていると歯磨きがしにくく、歯周病のリスクも高まります。見た目だけでなく、将来の歯の健康のためにも治療をおすすめします。
拡大床の装置は痛いですか?
拡大床は、ネジを回して少しずつ顎を広げていくため、回した直後は締め付けられるような感覚があります。ただし、この感覚は数時間〜1日程度で治まることがほとんどです。また、最初の数日間は装置に慣れるまで話しにくさを感じることがありますが、すぐに慣れます。痛みというよりは「違和感」程度で、ほとんどのお子様が問題なく使用できています。
歯を抜かないと治らないと言われました。本当に必要ですか?
成長期のお子様であれば、顎を広げることで抜歯を避けられるケースが多くあります。ただし、顎の成長が終わった成人の場合や、著しく重度の叢生の場合は、抜歯が必要になることもあります。当院では、できる限り抜歯をせずに治療する方針ですが、お子様の状態を詳しく診査し、最適な治療計画をご提案します。セカンドオピニオンとしてのご相談も歓迎です。
治療後、また元に戻ってしまうことはありますか?
矯正治療後は、「後戻り」と呼ばれる現象が起こることがあります。これを防ぐために、治療後は「リテーナー」という保定装置を使用します。リテーナーをしっかり使用すれば、後戻りのリスクは大幅に減少します。また、こども矯正で顎のバランスを整えた場合は、成人矯正に比べて後戻りしにくいという利点があります。治療後の定期的なメインテナンスも重要です。
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この記事の監修者

歯科医師
F歯科・矯正歯科 豊洲プライムスクエア院
院長 福永 真大(ふくなが まさひろ)
歯科医師免許
矯正歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科
- 日本矯正歯科学会
- 日本小児歯科学会
- 日本歯周病学会
- 日本口腔インプラント学会
大阪大学卒業
大手医療法人勤務・研修医指導医を歴任
都内歯科医院 副院長
F歯科・矯正歯科 豊洲プライムスクエア院 開業
患者様一人ひとりに最適な治療をご提供できるよう、科学的根拠に基づいた診療を心がけています。 お口の健康を通じて、皆様の豊かな人生をサポートさせていただきます。
監修日: 2026年2月23日
最終更新日: 2026年2月23日
